あ〜もんどあい 競馬ブログ

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【現役最強馬】アーモンドアイの軌跡 〈2020/03/24現在〉

 今日もこのブログをご覧いただきありがとうございます!

今回は私を競馬に惹きつけてくれた、そして私が1番好きな馬であるアーモンドアイがこれまで歩んできた道のりについて書いていこうと思います。

※下記の記事で私が競馬に興味を持ったきっかけについて書いています。

www.almondeye-keiba.com

 

新馬戦では敗北!

今では歴史的名牝といわれるアーモンドアイですが、意外なことに新馬戦では敗北を喫しています。

このときの1着はニシノウララでアーモンドアイは2着に終わっています。しかし、次の未勝利戦に勝利するとここからアーモンドアイの快進撃が始まります。

シンザン記念で頭角を現す

デビュー3戦目となるシンザン記念では主戦騎手のルメール騎手が騎乗停止中だったため、戸崎圭太騎手に乗り替わりとなります。雨の中行われたレースでは最後の直線で後方から大外一気であっさりと重賞初制覇を達成してしまいます。このレースでみせた驚異の末脚により、評価が急上昇し一躍牝馬クラシックの主役候補へと名を連ねます。

牝馬1冠目!!

シンザン記念を快勝したアーモンドアイは牝馬クラシック第1弾となる桜花賞へ直行します。

この年、牝馬クラシック戦線では大本命とされる馬がいました。それは2020年現在もGⅠ戦線で活躍するラッキーライラックです。

ラッキーライラックは前年2017年の阪神ジュベナイルフィリーズを制し、2017年度最優秀2歳牝馬に選出。さらに年明け初戦となる桜花賞トライアルのチューリップ賞を快勝し、ここまで4戦全勝で桜花賞へと歩みを進めていました。

そして迎えた桜花賞当日、圧倒的1番人気に支持されたラッキーライラックは単勝1.8倍。アーモンドアイは単勝3.9倍の2番人気でした。

レースでは大方の予想どおり1番人気ラッキーライラックは先行策をとり、アーモンドアイは後方へ控える競馬となりました。そして、流れるようにレースは進み、最後の直線でラッキーライラックがあっさりと先頭に躍り出て楽勝!と思った矢先…大外からアーモンドアイがあっさりとラッキーライラックを交わし先頭に!そのままゴールイン!!

勝ちタイムは桜花賞レコード(当時)をマーク

ここでも驚異の末脚を見せつけ、1冠目を勝ち取ります。

※ラッキーライラックは1枠1番、アーモンドアイは7枠13番


2018 桜花賞

 

牝馬2冠達成!!

桜花賞をレースレコードで制したアーモンドアイの次走はオークスとなります。父親が短距離で活躍したロードカナロアということもあり、アーモンドアイは2400mという距離が不安視されるようになります。それでもファンには桜花賞でのケタ違いの末脚が印象づいていたのかアーモンドアイは単勝1.7倍の圧倒的1番人気に支持されます。レースが始まるとアーモンドアイはこれまでと違い、中団より少し前の位置を取ります。当初懸念されていた2400mという長い距離も何のその。ここでも瞬発力の違いを見せつけ快勝!牝馬2冠達成です!

※アーモンドアイは7枠13番


2018 オークス

 

平成最後の3冠牝馬へ!!

オークスで牝馬2冠を達成し、ひと夏越えて3冠へ陣営はオークスから秋華賞への直行を選択。シンザン記念から桜花賞への直行、そしてオークスから秋華賞への直行という変則ローテーションもこの馬には関係ありません。3冠牝馬誕生へのファンの期待により単勝1.3倍の1番人気に支持され迎えたこのレース。アーモンドアイは道中、中団後方に構えてレースを進めます。4コーナーを回ってもまだアーモンドアイは後方にいるのに対し、先頭のミッキーチャームはまだ脚が止まっておらず多くのファンが「今回は届かないか」と思っていました。しかし、この馬の末脚はファンの予想を上回っていました。直線に入り、エンジンがかかるとあっという間に先頭を捉え、そのままゴールイン!まるでこの馬以外は止まっているかのように感じました。

これで史上5頭目の牝馬3冠を達成!!

管理する国枝栄調教師にとってはアパパネに続く2度目の快挙となりました。

※アーモンドアイは6枠11番


2018 秋華賞

 

驚異の世界レコード!!

見事3冠牝馬となったアーモンドアイの次なる挑戦は古馬との対決です。初めての古馬との対決となったのが2018年のジャパンカップ。スワーヴリチャードサトノダイヤモンドキセキなど一線級の古馬との初対戦は非常に注目されていました。豪華なメンバーがそろった中でアーモンドアイは単勝1.4倍の1番人気に支持されます。抽選で1枠1番(最内枠)となったアーモンドアイは序盤から2〜3番手でレースを進めます。そして最後の直線、残り300m付近で先頭のキセキをあっさり交わすとそのまま後続を突き放してゴールイン!古馬との初対決にも完勝でした。

そして驚くべきは勝ちタイム。

2:20:6

これは芝2400mの世界レコード(2020/03/24現在)で、これまでアルカセットがもっていた日本レコードを1.5秒も縮める記録です。

良馬場で時計の出やすい東京コースとはいえ3歳牝馬でこの記録を叩きだすとはとんでもない馬です!

※アーモンドアイは1枠1番


2018 ジャパンカップ

 

年度代表馬に満票で選出!!

2018年度のJRA賞年度代表馬に最優秀3歳牝馬のアーモンドアイが満票で選出されました。牝馬が満票で選出されるのは史上初のことです。

海外デビュー 〜GⅠ5連勝〜

2019年初戦はドバイ・ターフ。凱旋門賞をはじめとする海外のレースへの挑戦を考えていた陣営が海外デビュー戦としてドバイの地を選びました。ここでも1番人気に支持されたアーモンドアイは中団前目でレースを進めます。そして、直線ラスト300m付近で先頭にたつとそのまま逃げ切り完勝。海外デビュー戦も難なくこなし、これで桜花賞からGⅠ5連勝となりました。

負けて強し!〜安田記念3着〜

ドバイ・ターフを完勝したアーモンドアイでしたが、レース後には熱中症のような症状がみられ、陣営が総合的に判断した結果、同年の凱旋門賞挑戦は断念。

次なるレースとして安田記念を選択。同世代のスターホース、ダノンプレミアムとの初の直接対決ということで大きな注目を集めました。1番人気アーモンドアイ、2番人気ダノンプレミアムとなり迎えたレースでしたが、スタート直後に大外枠のロジクライが内側に大きく切り込み、アーモンドアイとダノンプレミアムは大きな不利を受けます。また、直線でも包まれ、馬群の中に沈んだ…と思われましたが、そこから進路を見つけ出し、メンバー最速の上がり32秒4を記録。それでも3着が精一杯。新馬戦以来の敗戦となりました。

※アーモンドアイは7枠14番


2019 安田記念

 

超豪華メンバーでも圧勝! 〜GⅠ6勝目〜

安田記念で敗戦し、秋初戦となった天皇賞(秋)は超豪華メンバーが集結しました。アーモンドアイのほかに3歳のスターであるサートゥルナーリア 、アーモンドアイと同じく安田記念の雪辱に燃えるダノンプレミアム、ダービー馬ワグネリアンなど強力なライバルたちも参戦しました。

1番人気アーモンドアイ、2番人気サートゥルナーリア、3番人気ダノンプレミアムでレースを迎えます。レースはアエロリットが先頭で引っ張る展開。アーモンドアイは中団の前でレースを進めると直線で最内から抜け出し、一気に後続との差を広げゴールイン!超豪華メンバーの中でも格の違いを見せつけました。これでアーモンドアイはGⅠ6勝目。

※アーモンドアイは1枠2番


2019 天皇賞(秋)

 

初めての着外 〜有馬記念〜

当初は香港カップに出走する予定になっていたアーモンドアイでしたが出国直前の熱発により香港回避。急遽暮れのグランプリ有馬記念への参戦が決まります。天皇賞に続き超豪華メンバーとなることが決まり、さらにこの年大活躍していたリスグラシューとの初の直接対決とあって例年以上に注目される有馬記念となりました。アーモンドアイは単勝1.5倍と断然の1番人気に支持されます。しかし、レースではいつもの鋭い末脚は見られず、直線ラスト200m付近で失速し、9着でキャリア初の着外となりました。(勝ち馬は2番人気のリスグラシュー)

直前の熱発の影響か、中山コースの坂が苦手なのか、2500mという距離の長さに問題があるのか、原因は定かではありませんが悔しさの残る敗戦となりました。

※アーモンドアイは5枠9番


2019 有馬記念

 

2020年アーモンドアイ復活へ!

有馬記念で惨敗を喫したアーモンドアイですが、この1敗でこれまでの功績が消えたわけではありません。陣営はドバイ・ターフでの復帰を予定していましたが、中止となりました。アーモンドアイにとって向かい風であることは間違いありませんが、歴代最多タイのGⅠ7勝、さらには記録更新となるGⅠ8勝は目の前まで来ています。歴史的名牝として逆風に抗い新たな金字塔を打ち立ててもらいたいですね。

 

ここまでアーモンドアイの軌跡について書いてきました。読者のみなさんもアーモンドアイについて詳しくなったということで、ぜひ下記の『クイズ!アーモンドアイ 』に挑戦してみませんか。最後まで読んでいただきありがとうございました。


クイズ!アーモンドアイ 〈難問あり〉【競馬】