【桜花賞2020】データ分析 〜競馬予想〜
今日も当ブログをご覧いただきありがとうございます。今回は4月12日(日)に開催される牝馬クラシック第1戦・桜花賞(GⅠ)の過去10年データ分析・予想をしていきます。
阪神牝馬ステークス(GⅡ)・ニュージーランドトロフィー(GⅡ)のデータ分析もアップしています。是非ご覧ください!
※当ブログでは主に複勝率を重視します。
2020年4月12日(日曜)桜花賞(GⅠ) 阪神 芝1600m
☆枠順確定(2020/04/09更新)
枠 馬番 馬名
1 1 ナイントゥファイブ
1 2 チェーンオブラブ
2 3 スマイルカナ
2 4 サンクテュエール
3 5 マルターズディオサ
3 6 ウーマンズハート
4 7 ヒルノマリブ
4 8 リアアメリア
5 9 デアリングタクト
5 10 フィオリキアリ
6 11 クラヴァシュドール
6 12 インターミッション
7 13 マジックキャッスル
7 14 ミヤマザクラ
7 15 ヤマカツマーメイド
8 16 ケープコッド
8 17 レシステンシア
8 18 エーポス
過去10年1着馬の通過順
過去10年の1着馬の3コーナー、4コーナーの通過順をみてみると、比較的後方の馬も勝つことができていることが分かる。末脚の鋭い馬には注意しておく必要があるだろう。
桜花賞過去10年データ分析
①人気
ここ10年のデータをみると、上位人気馬が期待通りに結果を残すことが多くなっている。ただ、1〜3番人気の馬が全て着外という波乱の結果になる年もあるので注意が必要だ。
②枠順
※内枠は1-6番、中枠は7-12番、外枠は13番-18番
結果をみても分かるように、阪神1600mでは内枠の馬が不利を受けやすくなっている。実際に過去10年で1〜2枠で連対したのは2018年のラッキーライラック(1番人気)のみとなっている。このことから1〜2枠に入った馬は割り引いた方が良いだろう。
③脚質(四角での位置取り)
はじめにも述べたように、このレースでは差し馬の成績が非常に良くなっている。ただ、先行した馬がそのまま逃げ切っているケースもあるので、差し馬の瞬発力の高さを見極めることが重要になりそうだ。
《考察》
前走フィリーズレビューで鮮やかな差し切り勝ちをみせたエーポス、エルフィンステークスで驚異の末脚をみせたデアリングタクト、強者揃いのチューリップ賞で上がり最速を記録したイズジョーノキセキ、復活を目指すリアアメリアなどは注目しておきたい。
④騎手
桜花賞での騎手の成績をみると、C.ルメール騎手、池添謙一騎手、岩田康誠騎手が好成績を収めている。C.ルメール騎手はサンクテュエール、池添謙一騎手はヤマカツマーメイド、岩田康誠騎手はエーポスに騎乗することが予想されている。
⑤血統(父)
ディープインパクト産駒が優秀な成績を残している。今年の登録馬のうち、ディープインパクトを父に持つのはインターミッション、サンクテュエール、スマイルカナ、マジックキャッスル、ミヤマザクラ、リアアメリアである。これらの馬には注目したい。
⑥前走
前走に注目すると、桜花賞と同条件(阪神 芝1600m)のトライアルレースであるチューリップ賞組が好成績である。一方、同じく桜花賞トライアルのフィリーズレビュー組、アネモネステークス組は苦しい結果となっている。桜の女王候補は前走チューリップ賞組から探していくのがベターだろう。
《考察》
前走チューリップ賞組はイズジョーノキセキ、ウーマンズハート、クラヴァシュドール、スマイルカナ、チェーンオブラブ、マルターズディオサ、レシステンシアである。上位人気が予想される馬の多くが前走チューリップ賞であることに気をつけたい。
まとめ
ここまでは桜花賞をさまざまな要素に分けて分析してきたが、どの要素を重視するかは人それぞれである。今年の3歳牝馬は実力馬が多数おり非常に難しいが、私の予想は次のようになる。
予想(2020/04/10更新)
◎デアリングタクト
前走エルフィンS1着。エルフィンSでの末脚は多くの人に衝撃を与えた。差し馬有利の桜花賞ということで期待したい1頭である。実績上位馬との初対戦となるが、持ち前の末脚を披露し、アーモンドアイのようにスター街道を歩んでいくことを期待したい。
○クラヴァシュドール
前走チューリップ賞2着。勝ち鞍は新馬戦のみだが、サウジアラビアロイヤルカップでは朝日杯FS1着の牡馬サリオスに続く2着。阪神JF、チューリップ賞でも馬券内と3歳牝馬の最前線で安定した成績を残している。鞍上も先週ラッキーライラックで大阪杯を制したM.デムーロ騎手ということもありプラスに働きそう。そろそろ世代の頂点に立ってもおかしくないのでは?
▲レシステンシア
前走チューリップ賞3着。阪神JFでは先頭でレースを進め、直線でも後続との差を広げ圧勝。2歳女王となった。前走チューリップ賞では初めて敗れたが、桜花賞では武豊騎手に乗り替わる。逃げ馬のレシステンシアにとってこの乗り替わりはプラス要素になるだろう。唯一の懸念点は外枠になったこと。この馬は瞬発力があるタイプではないので思い切ってハイペースで逃げることができれば勝利は近づくだろう。
△リアアメリア
前走阪神JF6着。新馬戦、アルテミスSでの勝ちっぷりから阪神JFでは断然の1番人気に支持されたが、末脚は不発。そこから桜花賞への直行となり、陣営の狙いは桜花賞かオークスか判断が難しいところだが、差し馬有利の桜花賞ということもありこの馬の復活に期待したい。特に人気が落ちた場合は狙い目だ。
△サンクテュエール
前走シンザン記念1着。前走で牡馬との競り合いを制し、勝負根性の高さを示した。また、鞍上ルメール騎手、シンザン記念からの直行という2年前の三冠牝馬アーモンドアイとの共通点が気になる。
△マルターズディオサ
前走チューリップ賞1着。前走ではライバルのレシステンシア、クラヴァシュドールに勝利し主役候補になったことでやはり無視はできない。前走のようにレシステンシアの後ろにつけることができれば、桜花賞制覇も近づきそう。
×ウーマンズハート
前走チューリップ賞6着。前走、前々走と人気に応えることができていないが、新馬戦ではチューリップ賞の勝ち馬マルターズディオサに圧勝した実力の持ち主。人気が落ちるとみられる桜花賞では狙い目になるのではないか。