【皐月賞2020 予想】過去データ分析・傾向
今日も当ブログをご覧いただきありがとうございます。今回は4月19日(日)に開催される牡馬クラシック第1弾・皐月賞(GⅠ)の過去10年データ分析・予想をしていきます。
※当ブログでは主に複勝率を重視します。
2020年4月19日(日曜)皐月賞(GⅠ) 中山 芝2000m
☆枠順確定(2020/04/16更新)
枠 馬番 馬名
1 1 コントレイル
1 2 レクセランス
2 3 コルテジア
2 4 テンピン
3 5 サトノフラッグ
3 6 ディープボンド
4 7 サリオス
4 8 ウインカーネリアン
5 9 ブラックホール
5 10 アメリカンシード
6 11 クリスタルブラック
6 12 マイラプソディ
7 13 ダーリントンホール
7 14 キメラヴェリテ
7 15 ラインベック
8 16 ガロアクリーク
8 17 ヴェルトライゼンデ
8 18 ビターエンダー
過去10年1着馬の通過順
過去10年の1着馬をみてみると3コーナー、4コーナー通過時点で好位もしくは中団付近につけている馬が結果を残していることがわかる。また、極端な追い込み馬は勝利できていない。
皐月賞過去10年データ分析
①人気
人気馬は上々の成績を残している印象をうける。しかしながら、中穴が3着内に入ることも多く小波乱となるケースもみられる。
②枠順
皐月賞では枠順による有利不利があまりみられない。中山コースということもあり、内枠が有利なように考えがちだがデータ上では真ん中から外枠のほうが好成績を収めている。
③脚質(四角での位置取り)
上記の1着馬の結果でもみたように好位・中団付近でレースを進めた馬が好成績を残している。一方、ハナを切った馬や追い込み馬は勝利できていない。
④騎手
騎手の成績をみるとM.デムーロ騎手、C.ルメール騎手、岩田康誠騎手が安定した成績を残している。M.デムーロ騎手はダーリントンホール、C.ルメール騎手はサトノフラッグ、岩田康誠騎手はラインベックに騎乗することが予想されている。
⑤血統(父)
最も出走数が多く安定感があるのはディープインパクト産駒だ。そのほかはデータが少なく判断がしづらい。また、キズナ産駒やゴールドシップ産駒は初年度となるため、新たな風をもたらす可能性も否定できない。
《考察》
登録馬のうちディープインパクト産駒はコントレイル、サトノフウジン、サトノフラッグ、ラインベック、レクセランスとなっている。特に、コントレイルとサトノフラッグは上位人気となることが予想されており要注目である。
⑥前走
前走共同通信杯組が圧倒的に好成績を残していることがわかる。また、データが少ないため判断は難しいが、皐月賞と同条件で行われるホープフルS組も注意しておきたい。弥生賞・スプリングS・若葉Sといったトライアル組は勝率こそ低いが複勝率でみるとそれなりに安定した成績を収めていると言えるだろう。一方、条件戦から来た馬は馬券に絡んでいない。
《考察》
まず、登録馬のうち相性が抜群に良い共同通信杯組はダーリントンホール(1着)、ビターエンダー(2着)、マイラプソディ(4着)の3頭である。ホープフルS組はコントレイル(1着)の1頭のみ。弥生賞組はサトノフラッグ(1着)とブラックホール(4着)の2頭。スプリングS組はガロアクリーク(1着)とヴェルトライゼンデ(2着)の2頭。若葉S組はアメリカンシード(3着)とキメラヴェリテ(2着)の2頭となっている。まずは、前走1着の赤字の4頭を中心に考えながら絞っていくと良いのではないだろうか。
まとめ
ここまでは皐月賞をさまざまな要素に分けて分析してきたが、どの要素を重視するかは人それぞれである。今年の3歳牡馬は実力馬が多数おり非常に難しいが、私の予想は次のようになる。
予想
◎コントレイル
前走ホープフルS1着。昨年の最優秀2歳牡馬で世代NO.1と評価の高い馬である。ここまで3戦全勝。しかも全てのレースで前目につける競馬をしながら上がり最速を記録しており、文句のつけどころがない。中山2000mのコースも前走で経験しており、コース適正に不安は全くない。唯一の懸念点はホープフルSからの直行ということだが、昨年の1着馬サートゥルナーリアも同じローテーションをとっているので、あまり心配はしなくて良いかもしれない。
○クリスタルブラック
前走京成杯1着。前走では1番人気スカイグルーヴの勝ちパターンのようにみえたが、この馬が鋭い末脚を繰り出し見事に差し切った。キャリア2戦とまだ経験は少ないが、2戦とも上がり最速で勝っており中団あたりにつけることができれば十分に勝機はあるだろう。
▲サトノフラッグ
前走弥生賞ディープインパクト記念1着。未勝利戦から3連勝で重賞制覇となった。前走で中山2000mの適正があることはわかった。しかも重馬場で上がり最速を記録しており、タフさも持ち合わせていることをみせつけた。また、鞍上はGⅠで無類の勝負強さを発揮するルメール騎手となりプラス材料だ。2頭のGⅠ馬とは初対戦となるが、この馬にも十分1冠目の可能性はあるのではないか。
△サリオス
前走朝日杯FS1着。こちらもコントレイルとともに非常に評価の高い1頭である。ここまで3戦全勝でスピードに関してはコントレイルを上回っているといっても過言ではない。しかし、ここまで全てマイル戦であり皐月賞では距離が心配されるため3番手評価とした。また、コントレイル同様前走から4ヶ月空いておりレース勘が取り戻せているかがカギとなりそう。
×マイラプソディ
前走共同通信杯4着。昨年末の時点ではコントレイル・サリオスと並び3強と評価されていたが、前走共同通信杯では末脚が不発し着外に終わった。しかしながら、それまでの3戦は圧巻の内容であり、ポテンシャルは高いはすだ。1戦叩いて状態が上向いていることを期待すると人気が落ちるとみられる今回は狙い目になるだろう。